草花や木々が見せる自然の彩りを
衣の色を組み合わせて表現する
“襲色目(かさねいろめ)”
四季の移ろいを愛でながら
衣の色で遊ぶ平安時代からの風情ある楽しみ
古の文化に想いを馳せて
お気に入りの一着をあなたらしい色遊びで楽しんで




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薄花桜
- 少女のほっぺのようにほんのりと紅みがかった山桜。
その景色の中に存在感を放つ青葉たち。
四季の美しさと初々しい花嫁らしさを感じる一着には、
潔く白を合わせて。
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山吹匂
- 美しく映える桜と山吹を表す色合わせ。
心躍る春の到来を祝福するさまを描くモダンな色打掛には、
若菜色の髪飾りを合わせて優雅な装いに。
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藤
- 爛漫の春を感じさせてくれる藤。
「優しさ」その花言葉のごとく、
優雅で可憐な色使いに包み込まれるような
清純な色合わせに。



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杜若
- 爽やかな風がふわっと通り抜けるころ、美しい二藍の花を咲かせる杜若。
その花言葉は「幸せの訪れ」。池のほとりに佇む杜若のような
奥ゆかしい魅力を感じさせる着物の色合わせに、
髪飾りにも杜若を取り入れて物語を感じる装いに。
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卯花
- 雲一つない青空のような美しい青に、白い花。
初夏の風景を思わせる色合わせは、
凛とした空気を醸し出します。



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赤朽葉
- 紅葉とともにあしらわれる梅・橘・椿を身に纏うその姿は、
温かく、美しい。季節を先取る粋な装いを表現した
物語のある色打掛に、同系色のお小物を合わせることで
花嫁自身の魅力を引き立たせます。
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移菊
- 冬近く、雪と出合ってだんだんと紫色に移りゆく白菊。
一見愛らしい菊の花も、古くから愛された高貴な色である
紫と黄との色合わせにより、
日本の花嫁としての品格を醸し出してくれます。
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櫨紅葉
- 雲取り文様に美しく色づく深紅の紅葉。
ぼかしの和やかな色合いは季節の移ろいを表しているよう。
お小物で差し色を添えることで、
より一層風情を感じさせてくれます。



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椿
- 漆黒の艶めきに凛とした菊の刺繍。
夕焼けのような優しい褐色の掛下が女性らしさを演出してくれます。
華やかにちりばめられた赤色と目元に潜ませた蘇芳色が印象的。
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雪の下
- 厳しい寒さの後の暖かな春に想いを馳せながら
強く生きる紅梅と、それに舞う白い雪。
帯にあしらった椿は、控えめな冬の美しさを醸し出して、
しっとりとまとめた髪型は艶やかな印象を放ちます。