室町時代の中期に起源をもつ日本の伝統衣裳、色打掛。
古来より和の文化が根付く京都でこそぜひお召しいただきたい色打掛のコーディネートをご紹介いたします。
艶やかな糸を使い、ふっくらと立体的な文様が表面に浮き上がるように唐織で仕立てられた色打掛。
高貴でありながらも柔らかな印象を与える薄紫を地色に使用した色打掛は身に纏う花嫁の優美な魅力を引き立たせ、見る人の心を惹きつけます。
濃淡の異なる糸を組み合わせて織られた多彩な柄行。
吉祥文様の松を始め、長寿や子孫繁栄を意味する藤、夫婦円満の願いが込められた円や蝶文様などがあしらわれています。
古来より受け継がれてきた想いが込められた色打掛はこの先お二人が歩む未来にふさわしい一着となることでしょう。
今回ご紹介するコーディネートは色打掛の持つ華やかさを活かしながらも、上品さのある小物を取り入れました。
ふきの色に合わせて菖蒲色で上品さを演出する絞り染めの掛下をセレクト。
お顔周りは女性らしく柔らかさを感じさせる小花柄の半衿を合わせました。
胸元には半衿の柄と統一感が出るように小花の刺繍を施した淡黄色の筥迫、懐剣、末広でまとまりのある着こなしに。
優しいベージュ色の帯揚げと合わせることによって温かみのある印象を与えます。
色打掛:201-03926
色掛下:212-00006
半衿:205-08179
帯揚:207-07168
筥迫・懐剣・扇子:209-06149
草履:211-09103
日本の美と伝統が織りなす色打掛のコーディネートはいかがでしたでしょうか。
私たちは何年経ってもお写真を見返したくなるような、そんな幸せなお気持ちに包まれて欲しいと願っております。
THE TREAT DRESSING(ザ トリート ドレッシング)京都店では、時代が移り変わろうとも愛され続けている色打掛をお二人のコンセプトに合わせ、あなたらしい特別な着こなしをご提案させていただきます。
皆様のご来店を心よりお待ちしております。