2025.11.8
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バイヤーレポート Vol.1 〜NYBFW 2026秋冬〜
2025年10月、秋のニューヨーク。
ファッションウィーク翌週に開催された、ニューヨークブライダルファッションウィーク(通称:NYBFW)へ、ザ トリート ドレッシングのバイヤーたちも駆けつけました。
トリートが誇るバイヤーへ今期のトレンドからネクストヒットまでインタビューを行いました。インポートのウェディングドレスの買い付けを10年以上行ってきた、コーディネーター経験もある彼女の研ぎ澄まされた審美眼、そしてパリ、世界最大の生地の展示会へ足を運び、自らもドレス制作まで手がける彼女の注目するトレンドは必見です。
王道シルエットをモードに、ドロップウエスト
海外で今もっとも人気のデザインがDrop Waist(ドロップ ウエスト)。従来のプリンセスラインやAラインのシルエットながらも、ロウエストなドレスの切り替え位置が特徴的。実は、 ここ数年根強く続くトレンドですが、今季はデザイナー達がトレンドの再解釈をし、各ブランドの個性を光らせた新たなデザインを発表していました。
ボリュームを懸念している、モードやスタイリッシュが好みの花嫁も新たなる選択肢の予感。是非おすすめしたいトレンドです。
モニーク ルイリエ/ランジェリーも手がけるブランドならでは。上半身のコルセット、柔らかい”ボーン”が、体のラインを綺麗に補正しながらも美しく魅せる。
エリーサーブ/シンプルを極め、美しい生地と仕立て、そしてパターンで魅せる。ロウウエストだからこそのメリハリに注目
リーム アクラ/ユニークなロウウエストも。ミニマルなスカートと上半身のクラシックなバランスをつなげる計算しつくされたデザイン。
バストトップのデザインに新しい選択肢、スクエアネックライン
こちらも、もうブライダルガウンに置いて定番と言えるデザインになりました。トリートでは、エリー サーブのスクエアネックのウェディングドレスがすでに爆発的ヒット。 インポートのスクエアネックはなんといってもこの胸元の浅さポイントになっています。 レースやサテンなどのクラシックな素材に、スクエアネックを取り入れると途端にモダンに洗練された印象になるのも魅力の1つ。

モニーク ルイリエ/スクエアネック×ドロップウエストのトレンドの掛け合わせに、ハイウエストに魅せる、花嫁には嬉しいデザイン。さすが、モニーク ルイリエ

エリーサーブ/上品な生地の一見シンプルなデザインにスクエアネックをを取り入れることで、クラシックもトレンドへ
スクエアネックは日本人の骨格にも最高に相性がいいところが嬉しい。
ストレート骨格には程よい抜け感、ウェーブ骨格にはストラップがバストのシルエットを立体的に。ナチュラル骨格にはヘルシーでエレガントな着こなしが叶います。
バイヤー注目、スポーツビューティスタイル
バイヤーは、すでに次なるトレンドの先駆けとなりそうなポイントも押さえています。
今シーズンとても興味深かったのが ELLY SOFOCLI(エリー ソフォクリ)の”sports beauty”(スポーツビューティー)
90年代、Calvin Kleinがスポーティーで洗練されたミニマリズムを打ち出し、後にPRADAやGUCCIなどラグジュアリーブランドもスポーツの要素をファッション に取り入れ始めた。そんな時代からインスピレーションを受けたスポーティな美しさ。
クラシックでクールな女性をイメージしフェミニンな遊びも取り入れたまさに今のムードにぴったりです。フェミニン×スポーティーな要素を今シーズンはミックスさせ、まさにトレンドの先駆けとなるのではないでしょうか。
クラシックだけど、ファッショナブルなドレスが着たいという方におすすめしたいとデザイナーELLY氏も話してくれました。
2026年秋冬コレクションの入荷は1年後。最旬のお届けをお楽しみにー
すでに店舗へ入荷しているウェディングドレスも、トレンドをキャッチしているデザインが。
ぜひ店頭でお待ちしております。
本日紹介したトレンドはほんの一部。
3週にわたるバイヤーレポート、次回もお楽しみにー
SEE YOU NEXT WEEK!






