2024春夏ニューヨークブライダルファッションウィーク
2023年4月に開催された、ニューヨークブライダルファッションウィークの最新トレンドについて、THE TREAT DRESSING (ザ トリート ドレッシング)のバイヤーより最新ニュースをいち早くお届けいたします。

 

Oversized bow (ビッグリボン)

昨年までのビッグパフスリーブのトレンドは落ち着きをみせ、背中の中心にエアリーかつビッグシルエットなリボンが施されたデザインが今期様々なブランドに見られました。
NYのウェディングドレスブランドAMSALE(アムサーラ)からは、シンプルさの中に軽やかなタフタ素材のビックリボンが際立つプリンセスラインが、正統派×モダンを叶えるドレスとして注目を集めました(写真2枚目)。ジャケットの様にビッグリボンを羽織るスタイルはELIE SAAB BRIDAL(エリー サーブ ブライダル)のウェディングドレス(写真4枚目)。上質なシルクサテンの艶を贅沢に活かした立体的なシルエットがエリーサーブらしいラグジュアリー感溢れるスタイルです。今期トレンドインしたビッグリボンは甘すぎずモードすぎないバランスと、空気を纏うかのようなゆったりとした生地のドレープがバックコンシャスなブライズスタイルを叶えました。

 

Rose motif (ローズモチーフ)

シーズンごとに移り変わるフラワーモチーフのトレンド。今期はモダンに昇華されたローズモチーフを様々なブランドで見つけることができました。ローズといえば「美」や「愛情」といった花言葉を持つウェディングには欠かせないお花。NYのファッショニスタから愛されるLela Rose(レラ ローズ)では一輪のバラのコサージュをウエストに施す、ファッションブランドらしいアプローチが目を惹きました(写真1枚目)。Oscar de la Renta(オスカー デ ラ レンタ)のShowroomでもローズモチーフは数多くみられ、ウェディングドレスはもちろんのこと、ベールなどのアイテムにもオスカー デ ラ レンタ アトリエのエスプリが詰まったローズがオーラを放っていました(写真5枚目)。以前までのような繊細でフェミニンなRoseではなく、レースや刺繍、3Dフラワーなど、今期はより大胆かつ立体的にデザインに落とし込まれていました。

 

 

Square neckline (スクエアネックライン)
ウェディングドレスのみならず様々なファッションブランドでも発表されている、デコルテが大きく開いた深めのスクエアネックライン。ポイントはバストトップ上まで開いた深めのネックラインに、細いショルダーラインを掛け合わせたデザインです。今勢いのある中東ブランドの中でも圧倒的なスピードで人気を高めるLIZ MARTINES(リズ マルチネス)。イスラエルに全ての拠点を構え自社のアトリエでドレスを製作するリズ マルチネスは、シャープなスクエアネックラインとフェミニンなアップリケの掛け算が新鮮な、Aラインのウェディングドレスを発表しました(写真1枚目)。同じく中東ブランドのMira Zwillinger(ミラ ズウィリンガー)より発表されたウェディングドレス(写真2枚目)。本コレクション「Awakening」の目覚めを感じさせる、開花したレースが宙を舞うかのようなロマンティックなデザインに魅了されました。