日本古来の和装の中で最も格式高く、婚礼のみで着ることのできる白無垢。白には、「純潔」「嫁いだ家の家風に染まる」と言う意味が込められ、これから新しい家にお嫁に入る婚礼衣装として相応しい、という日本らしい理由があります。また”太陽の色”とも考えられ神聖な色として、白を身に纏う時は人生の中で大切な瞬間とされてきました。
今回は同じ白無垢を使用した2パターンのコーディネートのご紹介。日本古来から親しまれてきた“襲色目(かさねいろめ)”の文化を取り入れてご提案させていただきます。襲ねの色目は、野山の色彩を衣類に取り入れ、季節感を楽しむものでもありました。華やかにときに淑やかに私たちを飾る着物は、このような役割のなかで多彩で美しいカラーバリエーションを作り出してきたのです。着物ならではの色の特性を知ることで、装うことの喜びをより強く感じていただけることでしょう。
凛とした印象を持つ青色を使ったコーディネート
青は、空や海、宇宙といった広大な自然をイメージさせる色で開放感があります。水を連想させる色でもあることから、古くからとても身近で、かつ私たちの生活に欠かせない色でもありました。芯の強さも感じる深い青色を、”しぼ”と呼ばれる凹凸がある縮緬の白無垢に合わせました。表面に立体感が生まれどこか愛らしさが感じられる白無垢がキリッと洗練された印象になります。かつて邸宅として構えられていた緑豊かなTHE SODOH HIGASHIYAMA(ザ・ザ・ソウドウヒガシヤマ)で執り行われる厳かな落ち着いた雰囲気のパーティにお召いただくのはいかがでしょうか。
すっきりとしたショートヘアのスタイルには、シルバーアクセサリーを合わせ知性溢れる花嫁様のお姿に。お着物の着こなしとして重要な半衿もアクセサリーに合わせ銀糸で統一感を出しました。大きな窓からすっと会場に差し込む優しい太陽の光に照らされ煌めくお姿は、内に秘めた力強さを体現します。はっきりしたお色のコーディネートには、どこかポイントを置き統一感を持たせることでゲストの視線を集めることができます。胸元に刺した深い青の色味に合わせ足元の草履も同じ色味でコーディネートし、一歩一歩しっかりと歩みを進めるお姿はゲストの皆様の心に刻まれることでしょう。
白無垢:200-3695
半衿:205-8113
重衿:206-8051
5点セット:209-6137
草履:211-9093
ヘッドパーツ:104-8296
イヤリング:110-8347
柔らかな印象を放つ橙色を使ったコーディネート
1年を通して緑の葉をつけ続ける橙の実は、冬になると鮮やかに色づき、熟しても落ちずに翌年の夏にはまた緑色になることから、「代々(橙)栄える」ということで縁起物として昔から親しまれてきました。優しい橙色は黄みがかった日本人の肌によく映えるため、女性の晴れ着でも好まれています。白糸と金糸を絶妙に配置し豪華さも合わせ持つ白無垢に合わせると、可憐な印象を与えます。レトロモダンな雰囲気を持つFORTUNE GARDEN KYOTO(フォーチュンガーデンキョウト)の会場でアットホームなパーティスタイルでお召しいただくのはいかがでしょうか。
橙色の柔らかな色味に合わせてアクセサリーはゴールド系をコーディネートし、温かみに包まれた幸福感を最大限に引き出しました。パールを大胆に散らしたヘッドパーツは豪華なお着物にもしっかり存在感を発揮し、煌めきを纏います。
掛下:212−0009
半衿:205−8134
5点セット:209−6117
ヘッドパーツ:106−8243、104−8269
イヤリング:110−8389
今回ご紹介させていただいたコーディネート以外にも、沢山のお小物をご用意しております。ご新婦様一人ひとり全く異なる印象を与えることができ、特別なコーディネートを叶えていただけます。着物文化発祥の地として知られる京都で職人の技術が詰まったお和装を、様々な色合わせでお楽しみください。ご新婦様の魅力溢れるスタイルをご提案いたします。
ご試着は、THE TREAT DRESSING(ザ・トリート・ドレッシング)京都店にて承っております。お気軽にお問い合わせくださいませ。