和装の婚礼衣装の中で最も格式の高いお衣裳とされている白無垢。元々は身分の高い家の女性が身に纏う婚礼衣裳でした。それが今では多くの花嫁に愛されるお衣裳となり、多様化する結婚式に合わせスタイリングも多岐に渡り変化し続け、今日に至るまでその豪奢な美しさで人々を魅了し続けています。結婚式ではもちろん、前撮りやお色直しでも白無垢を身に纏う花嫁も少なくはありません。本日はTHE TREAT DRESSING (ザ トリート ドレッシング)大阪店より、大阪エリアの結婚式場でお式を迎える花嫁へおすすめの白無垢と和装小物のコーディネートをご紹介いたします。
古来より愛され続ける婚礼衣裳「白無垢」
平安時代より、日本の花嫁の婚礼衣装として受け継がれ末永く愛され続けている白無垢。その白い色には、「純潔」「神聖」を表すとともに、「嫁いだ家の家風に染まる」という意味が込められています。白色は”太陽の光”に例えられ、生命の源でもある太陽の光は古来より神聖なものとされてきました。太陽の光に照らされ輝くように、真っ白に身を包んだ花嫁。そこには邪なものを寄せつけない、強く尊い想いが込められており、新しい人生を迎える花嫁の大切な瞬間に身に纏われ続けてきた特別な衣裳なのです。
淡い桃色の刺繍で彩られた芍薬が咲き誇る白無垢
優美に咲く花々の中に、淡い桃色の刺繍で彩られた芍薬が美しく咲き誇る白無垢。心くすぐる絶妙な淡い桃色の刺繍は、花嫁の幸福感を表しているかのような温かみや女性らしい柔らかさを感じていただけることでしょう。色味が点在していることにより、花嫁の儚い抜け感を演出し伝統的な白無垢をモダンな姿へと昇華させます。凛と咲き誇る芍薬は、初夏に花開く絢爛で豪華な大輪花です。「立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花」という言葉があり、芍薬はすらりとした茎の上に大きく丸みのあるきれいな花を咲かせることから、美しい女性の立ち姿を象徴する花と言われています。そんな花嫁にふさわしい芍薬と一緒に、南天などの祝いの花々が咲き誇る贅沢な一着でもあります。南天には「私の愛は増すばかり」「福をなす」「良い家庭」という花言葉があり、お二人の未来を明るく照らすような縁起のいい素敵な意味合いが込められています。艶やかで光沢感が美しい白無垢は品格のある優美な花嫁を演出し、お二人の晴れやかな日を祝福するかのように華やかに咲き誇る花々を身に纏い最良の一日を過ごされてみてはいかがでしょうか。
爽やかさを演出する、夏に向けたおすすめのコーディネート
お式らしさを感じさせる優美な白無垢を、爽やかで柔らかいモダンなコーディネートでお過ごしいただいてはいかがでしょうか。美しく艶やかな白無垢から覗く掛下は、淡い薄緑色の絶妙な色合いで花嫁の表情までも柔らかくさせ、涼しさを感じさせるような爽やかな雰囲気の装いはこれからの夏の挙式にもおすすめです。花嫁の顔周りをより華やかで魅力的にみせる半衿には、金や淡い桃色の刺繍がほどこされたものを。それにより、白無垢にあしらわれた桃色の刺繍との統一感を生み出し、金糸刺繍が顔まわりを引き締まった印象に。帯に挿し込む懐剣や胸元の筥迫、草履の淡い薄緑は、より爽やかな印象を演出します。そこに描かれた存在感のある木蓮がアクセントとなり、柔らかい色味の中に花嫁の凛とした芯のある姿を引き出すのです。そんな木蓮には「自然への慈しみ」や「高貴」「持続性」など、結婚式という晴れやかな一日に相応しい花言葉ばかり。ヘアスタイルはピッタリとタイトなシニヨンに花びらを彷彿させるヘッドアクセサリーを合わせることで、白無垢の花々を頭に纏ったかのような印象に。シンプルでありながらも美しく可憐な花嫁を創り上げます。淡い桃色の刺繍がほどこされた艶やかな白無垢と柔らかくモダンな雰囲気が掛け合わさったコーディネートは、大阪店の提携会場であるザ ガーデン オリエンタル大阪の豊かに広がる自然のグリーンと調和する、まさにぴったりなコーディネートです。
白無垢:200-03727
掛下セット:212-00018
半衿:205-08136
帯揚げ:205-07153
5点セット:209-06143
草履:211-09108
ヘッドコサージュ:107-08244/ジェニファー ベア
トリートドレッシングでは和装と色小物も豊富に取り揃えています。合わせる小物によっても表情が大きく変わる白無垢。時代の移り変わりによってスタイルも多様化する中、私たちが大切にしていることは、伝統を大切にしながらもあなたにしか叶えられないコーディネートを見つけることです。人生の大切な一日に、色褪せることなくいつまでも素敵だと思えるお姿でお過ごしいただけるよう、ザ トリート ドレッシング大阪店にて皆様の魅力を引き立たせるコーディネートのお手伝いをさせてください。より記憶に残る結婚式になるようにと願いを込めて。